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ANIMAL IN JAPAN

2014.06.11
ANIMAL IN JAPAN

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本能を爆発させるストリートの獣群

2000年にRalph Sinisiによって設立されたAnimal Bikes。東海岸のタフなストリートライディングを武器に着々とフォロワーを増やし、現在最も勢いのあるBMXブランドと言っても過言ではない。豪快なストリートスタイルの魅力を最大限に引き出すプロダクトとアパレルラインで数々のプロライダーから支持を獲得し、所属ライダーはレジェンド級のベテランから注目の若手が顔を揃える。そんなAnimalが初となるジャパンツアーを慣行。それぞれ独自のスタイルを引っさげ来日を果たした所属ライダーたち6人に迫った。

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BEN LEWIS

ビートルズを生んたリバプール出身のBen Lewisは、まさしくUKを代表するライダーの一人だろう。英国のストリートBMX界を牽引し、スムーズなグラインドでアニマルの中でもひときわ存在感を放っている。両腕にビッシリと刻まれたタトゥーにイカつい印象を受けるが、愛嬌のあるリバプール訛りの早口で今回のツアーについてこう語ってくれた。「今回が初来日なんだ。親戚が日本に住んでいたこともあって、日本のことはたくさん聞いていたよ。日本に来るのがずっと夢だったし、こうしてツアーで日本に来れてすごくうれしいね」

今回はボストンから日本入りを果たしたBenだが、現在彼には特定の“家”が無いという。「スポンサーとのツアーだったり撮影もあるから、ずっと旅をしているような感じだよ。一つのツアーが終わったら、また次のツアーに向かうんだ」と語る通り、プロライダーとして世界をまたにかけて活動している。

初来日ということもあり特に日本のライディングスポットに馴染みはないと語るが、いかにもストリートライダーらしいコメントをくれた。「正直、来たばっかりだし、どのスポットが良いとかは分からない。でもメンバーたちと一緒に街をクルーズすれば、いい感じのスポットを嗅ぎ付けられるはず。スパイダーマンで言ったらスパイダーセンスみたいなものだろうね。」

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TOM WHITE

日本人にはあまり馴染みがないペンシルベニア州、その州都であるフィラデルフィアは全米第5位の人口を誇る。そんな都市に生まれ育ったTom Whiteはトリックのバリエーションこそ少ないが、バニーホップとグラインドで組み上げる豪快なライディングで見る者の目を奪う。シグネチャーフレームやホイールなどもリリースしており、全米屈強の人気ライダーの一人だと言う事は間違いないだろう。

Nigelを除いたメンバー5人と同じく初来日だというTomだが、今回のツアーを最大限に楽しむ準備は万全のようだ。「当初のツアー日程だと、俺たちは1週間しか日本にいれなかったんだ。でもせっかく14時間もかけて来たし、日本を満喫したかったから滞在を1週間延ばすことにした。スケートビデオを見てスポットはちょこちょこ予習してきたしね。日本にはアメリカにはないスポットがあるから、そこで思いっきりBMXに乗りたいね。あと、アニマルのスタイルに合う日本人ライダーと会えたらと思ってる。そうすれば、もっとアニマルの良さが伝わるからね」と熱く語ってくれた。

今回のツアー後にクルーとフルレングスのムービーをリリースするとのこと。豪快なライディングとは裏腹に、プライベートでは生まれたばかりの息子と時間を過ごす優しい父親としての一面を持つTomの動向から目が離せない。

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NIGEL SYLVESTER

ニューヨークはクーインズ出身のNigel Sylvester。圧倒的なライディングスキルとカリスマ性で世界中にファンを持つ、言わずと知れたプロBMXライダー。BMXだけに限らずニューヨークのストリートシーンに絶大な影響力を持つキーパーソンとも言える。

今回で三回目の日本だというNigelは、ツアーメイトたちに関してこう語ってくれた。「まず、このメンツで日本に来られて嬉しいね。今回のメンバーはみんなめちゃくちゃ上手いし、彼らがヤバいトリックをメイクしたら俺も新しいトリックに挑戦したくなるんだ。チームメイトはお互いを高めていける重要な存在だね。これまでに行ったことがないスポットにみんなで挑戦したいね」

日本とアメリカのスポットの違いについては、「どこにいてもトリックに対するアプローチは変わらないけど景観や建物は違うから慣れが必要かもね。でも俺たちはずっとストリートライダーとしてやってるから、自分たちのいる環境に適応するのは得意なんだ」と語る。ビックスポンサーからサポートを受けながらプロとして世界中を飛び回るが、自身を育てたストリートのルーツは絶対に忘れない。成功を掴み有頂天になってしまう者もいるだろう。しかしサポートに驕ることなく謙虚であり続けられる強さが、Nigel Sylvesterというライダーが第一線で活躍できる理由なのだろう。

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TYRONE WILLIAMS

ニューヨークで暮らすTyroneは、もともとジャマイカ出身。3才の時にアメリカに移住し、13才からBMXを始めたという。現在はプロライダーとして活動する傍ら、ニューヨークのLES(ローワー・イースト・サイド)で自身のBMXショップ「Dah Shop」の運営をしている。

Tyroneの最大の特徴は、抜群の身体能力を使ったライディングだ。彼の身体能力がよく分かる映像が、アニマルのオフィシャルウェブサイトで公開されている。NYにはバイクシェアプログラムの一環でレンタル自転車のサービスがあり、Citi Bikeと名付けられた地味な自転車を借りることができる。20kg近くはあるCiti Bikeで、軽々とトリックをこなしてしまう身体能力には驚かされる。普段はタフなNYの都市生活をサバイバルしているが、10年振りに帰ったジャマイカでは地元のキッズを集めバニーホップの大会を開いたりと、地域貢献も忘れない。また、一緒に帰郷した母親の航空券を買ってあげるなど、そういったやさしさや思いやりがTyroneという人物の魅力なのだ。

今回の来日に関しては、「言葉を含め日本の文化はまったく知らないけど、来日できたのはすごく嬉しい。いつも同じ場所で同じことをしていたら思考が固まってしまうからね。Instagramを通して声をかけてくれる日本のファンとライディングができたらいいな」と語ってくれた。

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JEFF KOCSIS

ニュージャージー出身のJeff Kocsis。まったりとした性格とは正反対のハードコアなライディングで注目を集める若手ライダーだ。カナダには行ったことがあるが、アメリカ国外は今まで出たことがなかったという。初の海外ツアーが日本という事もあり、「アニマルのチームメンバーとは親友だし、ファミリーと日本に来れてメチャメチャ上がってるよ」と語る。

最近では、サンフランシスコで行われた「Dew Tour」に招待を受けて出場。25人中22位という結果に終わったが、本人はさほど気にしていない。「あまり真面目に取り組めなかったけど新しい友だちができたし、すごく良い経験になったよ」というコメントにあるようにチルな姿勢を崩さない。

初来日にも関わらず、Jeffはリラックスした様子でこう語ってくれた。「日本は街が綺麗だし、警備も厳しそうだね。良さそうなスポットもたくさんあるけど、ちょっと奇麗すぎてトリックをしていいのかまだ悩んでる。日本の文化や建物を侮辱することはしたくないんだ。なにより逮捕されたくないしね(笑)!あとは流れにまかせて、全てを吸収したい。ツアーもそうだけど、日本でパーティーもたくさんしたいね。日本のビールもたくさん飲みたいし、焼酎の力もかりてジャパンツアーを最大限に楽しみたいね!」

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MARK GRALLA

ニューヨーク州南東部の大西洋に浮かぶロングアイランド出身。Mark Garallaのライディングは、とてつもなくフレッシュでオリジナリティに溢れている。彼のビデオパートを見てヒシヒシと伝わってくるのは、誰も思いつかないようなスポットで超絶トリックをやってしまうMarkの創造力の豊かさだ。東海岸のBMXシーンをリアルに体現する存在、それがMark Garalla aka RAT KIDなのだ。

人生で初めての海外が日本というMarkが、興奮を隠しきれない様子で今回のジャパンツアーに関する意気込みを語ってくれた。「初めてアメリカの外に出たんだけど、最高のクルーとツアーメンバーと日本に来れてすごくテンションが上がってる。ニューヨークにいた時も、ずっとこのツアーに向けて準備してたし、嬉しすぎて正直何をしていいか分からないよ(笑)。ずっとBMXやってきたことで来日できたのは、俺の人生の中でもかなり凄い出来事だからね」

今回の日本ツアーのために「RAT KIDが大好き」というメッセージが入った大量のステッカーを製作してきたMarkは、日本という未知なる国を楽しむ準備は万全だ。「日本の全てを見てみたい!街にBMXで繰り出して、ちょっとコーナーを曲がったら全然知らない世界が広がっているっていう感覚が好きなんだ」

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Tyrone Williams
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Jeff Kocsis
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Mark Gralla
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Text: SO, Photo: Hikaru Funyu

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